MONOMIND 10th Anniversary
どうもご無沙汰しております。haLRuです。
今日はちょっと昔話をさせてください。
「秋葉原っていう街は、けっして後ろを振り向かない街なんだよ」と、言っていたのはタモリだったでしょうか。
秋葉原という街はとにかく変化し続ける街で、やたらと新陳代謝が早い。
泡沫のごとく怪しい店ができては消え、毎週のように発売される新商品のために行列ができ、今日もどこかで誰かの卒業イベントが開かれている…、趣味という分野で最先端を走り続けるマッドシティです。まじで狂ってる。
ハッシュタグ「#akihub」の当事者の1人であり、DJイベント「音盤夜行」の主催者でもあった私は、人が集まる場所をデザインする(実際の本業もそんな感じです)のが好きな、ただの酒ヲタククズです。
自分の携わる音楽やイベントを媒介として、これまで多くのクリエイターと出会い、イベントに呼んでもらい、真にすてきな10年であったなと思っています、ありがとうございます。まだこれからもやりたいことがたくさんあるんでつきあってください。
MONOMINDの中の人として、次の10年に向けて何をしようかと、ずっと考えていました。
例えば「ベスト盤リリース」という形も考えたし、実際にリクエストも頂いていたのですが(ありがとうございます!)変化し続ける秋葉原という街にふさわしくないというか、クリエイターの端くれとして矜持が許さないというか、とにもかくにも、あんまりイケてる企画に落とし込むことができず、悩んでるうちに1年近くが経ちかけていました。
そんな時に、知る人ぞ知る名店「Bar Garten」の跡地を使わないかというお話をいただきまして。こういう出会いを大切にしなくて何が漢かと。これが漢坂ってやつなのかと。結婚もなにもかも人生はタイミングと勢いがすべてなのです。「いつかは店をやりたいなあ」とぼんやり思っていたのは事実ですが、この一件で、舞台は一気に転がり始めました。最高のタイミングで最高の場所を神様からいただけたと思っています。
そんなわけで、秋葉原に「ちゃんとお酒の飲めるバー」を近々オープンします。
僕らのやっていた音盤夜行は「毎月ここに来れば誰かいる」旧き良きスタイルのクラブイベントでしたが、今回は店舗というかたちで新しいコミュニティが始まります。
お店の名前は「Remains」です。私が愛した秋葉原の馴染みの店たちに敬意を表しつつ、MONOMINDで一番枚数の出た縁起の良い作品の名前をつけました。
この「後ろを振り向かない街」に寄り添ってひっそりと営みを続けていく、そんな理想のBarが欲しかった。
お酒が好きな方、音楽が好きな方、話すのが好きな方、テクノロジーが好きな方、推しに会いに行ったあげく終電逃した方、
始発近くまでやってますので、いつでも、ふらっとお越しいただければ幸いです。
2月オープン予定です。引き続きよろしくお願いします。
※昼は小規模なイベントやパーティーなど多目的に利用できます。ご連絡お待ちしています。
■C92情報■
MONOMIND
・柚之原りえ歌唱収録「My Dearest」委託頒布
・東方アレンジ旧譜残部「Spookmanor」「OUT OF COURT」など若干数持って行きます。
前回は早々に売り切れてしまってすみませんでした。今回が最後になると思います。